【文法7】みんなの日本語初級第27課 二重助詞

2021年7月3日

●導入

《PC:二重助詞》

S:病院はたばこが吸えません。会社はたばこが吸えます。

T:病院ではたばこが吸えません。会社ではたばこが吸えます。

 「で」のときは「では」になります。

T:病院でたばこが吸えません。

S:学校でも吸えません。

T:Particleは日本語で助詞です。助詞は「格助詞(case particle)」と「とりたて助詞(Special particle)」のグループがあります。

 「格助詞」は普通の助詞で、「とりたて助詞」はスペシャル助詞です。

T:普通の助詞は名詞と、動詞や形容詞のrelationshipです。

(例文を読む)

T:スペシャル助詞は話している人のフィーリングがあります。

T:これは何ですか?

S:ラーメンが好きです。うどんが好きじゃありません。

T:これは、contrastです。どんなスペシャル助詞を使いますか?

 「は」を使います。どうなりますか?

S:ラーメンは好きですが、うどんは好きじゃありません。

T:「が」はカットして、「は」になります。

T:お寿司を食べます。すき焼きを食べます。どんなスペシャル助詞を使いますか?

 食べます、食べます、同じですから「も」を使います。

 どうなりますか?

S:お寿司を食べます。すき焼きも食べます。

T:「を」はカットして「も」になります。

 

T:では、これはどうですか?言ってください。

S:病院でたばこが吸えません。学校でたばこが吸えません。

T:同じですから、「も」を使います。

T:病院でたばこが吸えません。学校でもたばこが吸えません。

T:普通の助詞に、話している人のスペシャルなフィーリングがあるとき、スペシャル助詞をプラスします。

 「が」「を」はカットして、スペシャル助詞だけになりますが、他の助詞はカットしません。助詞が2つになります。

(例文を確認)

T:私は中国語がわかりません。言ってください。

S:英語もわかりません。

T:紅茶を飲みません。

S:コーヒーも飲みません。

T:スーパーへ行きません。

S:コンビニ(へ)も行きません。

T:中国にパンダがいます。

S:東京にもパンダがいます。

T:ビルの上から富士山が見えます。

S:ここからも富士山が見えます。

T:友達と全然話しません。

S:家族とも全然話しません。

T:学校で勉強します。

S:会社でも勉強します。

 

T:「へ」はカットしてもいいです。カットしなくてもいいです。

アズマ
アズマ
「格助詞」「とりたて助詞」という言葉は意味がつかみにくいので、簡単に説明するために「普通の助詞」と「スペシャル助詞」という言葉を使っています。ポイントは、①助詞には2つの種類がある、②話し手が特別に表したい気持ちがあるとき、「普通の文」に「スペシャル助詞」を加えるというイメージを持つ、③「スペシャル助詞」が加わるとき元々の文の「が」と「を」は消えて(「へ」はどちらでもいい)「スペシャル助詞」に置き換わるが、他の助詞の場合はそのまま残り、助詞が二重になること、の3つです。説明後はいろいろなパターンを見せて、二重助詞になる文、ならない文を作ってもらって確認しましょう。

 

●作文練習

《PC:二重助詞》

S:東京にはパンダがいますが、北海道にはいません。

S:東京(に/へ)は行ったことがありますが、大阪(に/へ)は行ったことがありません。

S:今朝、パンしか食べませんでした。

→一人ずつ

 

●QA

T:S1さん、会社でたばこが吸えますか?

S1:ロビーでは吸えますが、事務所では吸えません。

T:S1さん、北海道や沖縄に行ったことがありますか?

 S1さん、うちからスカイツリーが見えますか?

 日本料理をよく食べますか?

 コーヒーや紅茶を飲みますか?

 日本語の字が読めますか?

 家族の誕生日にプレゼントをあげましたか?

→一人ずつ

 

《練習B7》

→ペアワーク